リースの審査

リースは金融?ローンとリースの違い

リースの契約とは「物件の賃貸借」ですが、民法上に規定されている「賃貸借契約」とは性質が異なります。

賃貸借との大きな違いは

  • 長期間の賃貸借契約であること
  • 物件をユーザーが選ぶこと
  • リース会社は元金に利息をつけ回収すること

で、これにより金融的性格が強くなります。


審査基準は各社とも秘密情報であるため厳密にはわかりませんが

  • 支払いを裏付ける収入があること
  • 借入金の支払い実績があること

が、審査に通りやすい条件になります。ローンやクレジットと一緒ですね。

では、ローンとリースの審査は大差がないのか?というと・・・そうとも言い切れません。
なぜなら、オートローンとオートリースには「契約内容」の違いがあり、そこに大きな「各社の独自判断」の余地があると思われるからです。

1.同じ車で比較すると「審査額」が違う!

リースの最も魅力的な特徴は、契約時に「予定残存価格」を設定することです。これにより、契約時の車両本体価格から予定残価を差し引き、契約期間内の利用金額が決定します。契約時にすでに契約満了時の「下取り価格」が頭金代わりに組み込まれている、とも言えますよね。

つまり、同じ車で比較すると、200万円の車をローンで購入する場合は「200万円の借入審査」を受けることになりますが、リースの場合は例えば「160万円の審査」で済むわけです。

さらに「頭金」入れてさらに審査金額を減らることもできます(月額利用料金も減らすことができます)。

2.「所有権」がリース会社にある

「リース」のしくみは「リース会社」が契約者のために物件を購入して貸し付けるものです。そのため物件(オートリースの場合は車)の所有者はリース会社になります。
これはリース契約には担保があることと同じような意味になる、と考えることもできますよね。

3.車の状態がいつも良好

「メンテナンス」を組み入れたリースでは、定期的な点検と消耗品交換があるのでいつも車の状態が良好です。そのため、上記2で説明した担保価値が大きく下がる可能性が低くなるため、審査に好材料となります。


「リース審査は通りやすいのか?」

その質問に対して、現実的な回答として「最終的にはリース会社の判断による」と言わざるを得ません。その場合に頼りになるのは「複数のリース会社取扱いができる」販売店です。
JUCでは、複数のリース会社との契約ができるため、万が一、1社のリースが希望に沿えなかった場合、別のリース会社で希望に沿える場合もございます。